先日、お客様からいただいた「アケビ」
入り口に飾らせていただいています。
「わ〜アケビ」
と皆さん。なかなか最近はお目にかかることも少なくなりました。
もってきてくださったお客様が「山形では実を食べるらしい」というので、調べてみると、煮たり、焼いたり、肉詰めにしたり!所変われば、食べ方も変わるものです。
アケビ=木通(モクツウ)
立派な生薬です。
まあ、使うのは種でも実でもなく茎。
ツルになって結構太い茎の部分は立派な薬能があります。
消炎・利尿・催乳(乳汁分泌を促す)
当店で扱っている製剤の中では
これからの時期大活躍する、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯の中に入っています。
漢方では「冷えて痛む」には「水の停滞」があると考えますので、
この木通の利尿、消炎はもってこいです。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯はもっぱら温める方向に働くのですが、なぜかこの木通だけは寒性。
みんなが温めるぞ〜!と突っ走っているところを、冷静に監視して、行きすぎな行動を注意してくれるような立場のように見えます。しかも、味は五行の「苦」。
にがいにがい?
そっか、アケビは生徒指導の先生ってことか。笑
ラクになろう キラキラしよう
漢方ですてきな毎日を
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