錠剤は「溶けない」「壊れる」

簡易懸濁法

2月11日は、勉強会に参加しながら営業していました。
(そのせいでご迷惑をおかけしてしまった方も・・・すみません)

薬って、口から飲むのが当たり前。
いやいや、そうでない方もいます。
それが「経管投与」
また、飲み込みが悪くなり「ごっくん」ができにくいために薬を飲む、食べることが思うようにいかない方もいます。

本日は
「簡易懸濁法」
についてお勉強?

簡易懸濁なんじゃらほい?

錠剤のめないなら、潰せばいいじゃない(粉にする)
口から飲めないなら、粉にしたものを溶かして管を通せばいいじゃない。

というのを
「錠剤のまま20mL、55℃のお湯で10分放置」
することで投与を簡単にするのが簡易懸濁法です。

粉にするとデメリットが多いのに
まだまだ病院や薬局で錠剤を乳鉢でゴリゴリしているところがたくさんあります。

錠剤のまま崩壊できると、
・管やシリンジの先で詰まらなくて済む
・潰して混ざるために起きる配合変化を避けることができる
・薬が変わったときに錠剤のままなら変更することが簡単。
(抜いたり、足したりがわかりやすいい)
などなど

すべての薬剤がOKなわけではないのですが、いろいろ工夫をすればほぼこの方法でいけます。

胃ろうで薬を投与しているけど、ときどき薬が詰まる・・・

水分摂取を制限されているのに、10種類の薬をのむときにたくさんの水を飲むことになってしまっている・・・など。

それが当たり前だと思っていてやり過ごしていませんか?

ぜひ、ご相談ください?

55℃のお湯なんて作るのめんどくさい。
10分も待てないわ。
簡単にできる方法があります。
手順をかえれば10分を意識することなくできます。
環境はみなさまそれぞれ違って当たり前。

一緒にもっとラクで安心安全な方法を考えましょう♪?

ちなみに。
錠剤は「溶けません」
「崩壊、壊れる」んです。

あ〜私のお腹の贅肉も
55℃のお湯で崩壊してくれないかしら・・・笑

(写真ではシリンジを使用していますが、当店では、けんだくボトルを推奨しています)

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